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イギリスは芸術家が少ない?解題

Here are a couple of generalizations about England that would be accepted by almost all observers. One is that the English are not gifted artistically. (The Lion and the Unicorn, 1940)

ほぼ全ての観察者に受け入れられるであろう英国の一般論をここでいくつか述べたい。一つは、英国は芸術的な才能がないということだ。


イギリスの有名な画家はあの漱石も愛したターナーであろう。音楽の世界ではエルガーがいる。彫刻の世界では、私の無知も手伝って、なかなか出ていこない。有名な芸術家の数という観点で見ると、ドイツ、フランス、イタリアに比べるとやはり乏しいと言わざるを得ない。ただ、オーウェルも論じている通り、小説の世界は別である。シェークスピア、ディケンズ、ジョイス、挙げていけばきりがない。

そういえば、芸術とはほとんど関係ないかもしれないが、イギリスは食事の面でもあまり褒められることがない。個人的にはフィッシュ&チップスやイングリッシュ・ブレックファストは大好きであるが。時折ベイクドビーンズを無性に食べたくなるのは私だけだろうか?

次回もオーウェルの考えさせれる一文を紹介します!

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